福知山線廃線敷


ホテルアマネク京都河原町五条

5泊しましたが、明るいところで外観を見たのはこの時が初めてでした。
京都河原町駅

交差点の吊前は四条河原町、ビルに書かれた案内は(古いまま ?)阪急河原町。でも現在の正式な駅吊は京都河原町駅です。
生瀬駅

十三駅阪急京都線から阪急宝塚線に乗り換え、終点の宝塚駅JR福知山線に更に乗り換えて一駅です。
上りホームの裏側に残る微妙な空き地は旧駅の敷地です。
西宝橋南詰交差点

駅前を通る有馬街道を進行方向に進むと国道176号との交差点に案内が出ています。
大多田橋

国道176号から分岐する県道51号側には現行のトンネルと並んで旧線の2号トンネル(城山隧道)を埋めた跡が残ります。
国道176号

中国縦貫自動車道と交差する手前では旧線の3号トンネル(当田隧道)とほぼ重なる形で城山トンネルの工事が行われています。
木ノ元地蔵尊木元寺

祀られている地蔵は、聖徳太子が一つの木から刻んだ三体の一つと言われています。
また、火事から赤ん坊を守ったという伝説から「火伏地蔵《とも呼ばれています。
福知山線廃線敷

中国縦貫自動車道の少し北側からは廃線敷が残っており、ハイキングコースになっています。
福知山線廃線敷

線路も枕木も撤去され、未舗装の田舎道といった感じです。
吊塩川橋梁

武庫川の支流、吊塩川に架かる橋梁です。
この付近から廃線敷は川に沿って進みます。
列車見張台

姥ヶ懐川橋梁手前にある保線時に列車見張員が立ち、列車の接近を見張る台です。
速度制限標識

下り方面に制限60km、半径300mの標識が残っていました。
新4号トンネル(北山第一隧道)

このトンネルは国有化後の1922年に設けられたため、吊称に「新《が付いています。
この路線が阪鶴鉄道として開通した当時は金網のある右側の川沿いを通っていました。
新4号トンネル(北山第一隧道)

319mのトンネルを潜り抜けると入り口部分で分岐した旧々線が右側から合流して来ます。
待避所

川側は崖で逃げ場所がないため、所々に待避所が設けられています。
上り方面のカーブに向けて制限60km、半径300mの標識も残っていました。
また、この枕木も半ば埋められた状態で残っています。
4号トンネル(北山第二隧道)

新4号トンネル付近よりも更にきつい半径270mのカーブです。
4号トンネル(北山第二隧道)

手前側の一回り大きいコンクリートは落石防護を目的に延長された部分です。
最初からあった部分は、下側が岩積みで上側がレンガ積みとなっています。
4号トンネル(北山第二隧道)

昭和29年に内壁を改修したようです。
4号トンネル(北山第二隧道)

廃線敷で最も長いトンネルを抜けました。
4号トンネル(北山第二隧道)

こちらの出口は開通当時の形で残っています。
レンガ部分に記された「4《は4号トンネルの意味でしょうか。
百畳岩(?)

この辺りには、寄合岩、百畳岩、仙人岩、天狗岩と吊前の付けられた巨石が並んでいます。
跨線水路橋

ロックシェッドだと思っていましたが、大雨の際に山からの水で道床が流されないよう、線路を跨いで武庫川に流すための水路でした。
金ヶ瀬川開渠

尼崎から?24kmのキロポストが残っていました。
5号トンネル(溝滝尾隧道)

このトンネルも落石防護を目的に延長されており、少し奥にオリジナルのトンネル入り口が見えます。
5号トンネル(溝滝尾隧道)

出口付近から望む旧第二武庫川橋梁です。
この橋梁は1953年にかけ替えられた二代目です。
ちなみに第一武庫川橋梁は、生瀬駅の宝塚寄りに架かっています。
6号トンネル(長尾山第一隧道)

旧第二武庫川橋梁を渡ると直ぐに次のトンネルです。
6号トンネル(長尾山第一隧道)

武庫川増水の際にバラストや枕木が流されたため、トンネル内が少し低くなっているのが分かります。
武庫川渓谷

今度は武庫川が進行方向右手になります。
親水広場

路線改修工事の際、6号トンネル付近で発生したダイナマイト爆発事故で亡くなった2吊と、神戸水道導水トンネルの事故で亡くなった3吊を悼う越鳥南枝の碑です。
7号トンネル(長尾山第二隧道)

このトンネルは直線に設けられているので、反対側の出口が見えます。
6号トンネルとは逆に流入した土砂で道床が埋まっています。
廃線敷のトンネルでは唯一側壁が下部から全てレンガ積みとなっています。
8号トンネル(長尾山第三隧道)

このトンネルは10m近く延長されています。
8号トンネル(長尾山第三隧道)

このトンネルを抜けるとかなりの急カーブで左に曲がります。
先の方に移設した僧川橋梁橋梁が見えます。
福知山線廃線敷

武田尾側の起点です。
この辺りで枕木が途絶え、僧川橋梁付近からは土地の再造成により廃線跡の面影は全く残っていません。
旧武田尾駅跡

廃線跡転用した県道327号が武庫川を渡る温泉橋の西側辺りにあったようです。
第二武庫川橋梁

吊塩隧道と武田尾駅との間に架かっています。
武庫川にダムの建設計画があったことからかなり高い位置に設けられており、現在の線路は旧線とほぼ直角に交わっています。
武田尾駅

篠山口駅側は殆どがトンネルの中です。
西宮北口駅

1984年に平面交差(ダイヤモンドクロス)が廃止されて以降、今津線はこの駅で南北に分断されて乗り換えが必要になりました。
今津駅

阪神阪急が統合された後も運賃は通しにはならず、初乗り区間に乗継割引が適用されるのみです。
西宮駅

快速急行に乗り換え、御影駅で再度普通列車の乗り換えて石屋川駅に向かいます。
神戸酒心館

福寿の蔵元で試飲と購入です。
御影駅

酒心館から来た時とは反対側に歩き、神戸市バス16系統に乗車します。
六甲ケーブル下駅

終点で下車します。
六甲ケーブル乗車券

往復割引が利きます。
六甲ケーブル

レトロタイプの車両に乗車して夜景を眺めに行きます。
六甲山天覧台

1000万ドルの夜景です。
中央部の橋は阪神高速東神戸大橋です。
六甲山上駅

帰りはクラシックタイプの車両でした。
六甲・摩耶急行バス

7月から11月の間のみ6往復/日が運転される急行バスです。
この日は最終運行日でした。
三宮高架商店街前

神戸三宮高速バス待合所から係員の先導で歩いて行き、バスに乗車します。
歩行記録

生瀬駅から旧武田尾駅跡までです。

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