野里駅[第27番]圓教寺鶴居駅


姫路駅

ホテルをチェックアウト後、歩くのに不要な荷物を預けて播但線野里駅に向かいます。
乗車したのは103系3500番代BH1編成のクモハ102-3501です。
弁天池下の道標

野里駅前のロータリーを北上し、突き当りの県道518号を左折してすぐの随願寺入口交差点を右に入ります。
クランク状の白国北交差点を直進し左側が陸上自衛隊姫路駐屯地となる右側にあります。
右 ほっけ山/左 志よしゃ山 道
と刻まれています。
近くには近隣の巡礼道と道標についての説明があり、それによると随願寺入口交差点を右に入って次のT字路を左折が正しい道だったようです。
その説明によるとかつての巡礼路は昨日右折した記念碑を直進し、(現在は)橋の無い場所で市川を渡って野里駅に向かっています。
地蔵堂

弁天池下の道標の先を右に入り道なりに西北西に向かいます。
北平野交差点の五差路を右斜め前に進んでいくと峠の頂手前左手にあります。
地蔵の台座部分には
右 ほつけ山
左 ひろみね
と刻まれています。
ひろみねは廣峯神社或いは広嶺山です。
現在は法華山も廣峯神社も同じ方向ですが、かつてこの付近は安室村城北村の境界で三差路になっていたそうです。
書写山ロープウェイ山麓駅

峠を越えて突き当りの県道516号を右折、横関の交差点で県道545号に入り夢前川を渡ります。
巡礼路はそのまま直進して常夜灯を兼ねた道標の立つ通りから参道に入りますが、書写山ロープウェイのスタンプを押すためにこちらに立ち寄りました(尚、スタンプは往復乗車後にしか押せないとのことでした)。
東坂参道登山口

上り始めてすぐのところにある石板等です。
何が書かれているのかは不明です。
日本一小さい池 宝池

「日本一」は名乗ったもの勝ちな気もしますが、「日本一小さい池」はここと埼玉・群馬県境の下久保ダム付近にある『弘法の御加持水(弘法の池)』位の様です
仁王門

志納所で入山料を支払い、徒歩の参道を進んで行くとあります。
志納所から有料のバスに乗車すると見ることが出来ないかもしれません。
摩尼殿

本尊の六臂如意輪観世音菩薩四天王立像が祀られているお堂です。
本尊と四天王立像は毎年1月18日に開帳されます。
摩尼殿

この祭壇の奥深く、扉の向こうに本尊が祀られています。
大講堂

食堂常行堂とともにコの字型に立ち並んで「三之堂」を形成し、文殊菩薩普賢菩薩を両脇に従えた釈迦牟尼仏が本尊として祀られているお堂です。中に入ることは出来ません。
左の建物が僧侶が食事をしたり寝たりする場所として使用されていた食堂です。2階に圓教寺の所有する資料が展示されており、見学することが出来ます。
常行堂

丈六阿弥陀如来坐像を祀っているお堂です。
別料金で内部を見学することが出来ます。
右の建物が食堂です。
開山堂

開祖性空上人の御骨を祀るために建てられた奥之院を構成する建物の一つです。
右側に2つの護法堂、左側に護法堂拝殿が建っています。
道標

三十三所堂とはづき茶屋の間の道を東に向かい、志納所とを結ぶバスが発着する事務所の北側から置塩坂参道に入って直ぐの所にある道標です。
右 たんごみち
と刻まれています。
磨崖仏

参道中程にある磨崖仏です。
この付近から北東方向に置塩城跡(のある置塩山)を眺めることが出来ます。
書写吹石仏

参道を下り、県道67号に合流して左折すると直ぐの所にある地蔵堂です。
前を流れる夢前川で発見されたものを祀ったものとのことです。
壺坂酒造

県道67号を旧道を伝って北上し、中国自動車道手前の三又を右の旧道に入り進むと進行方向左側にあります。
酒蔵見学や試飲はありませんが、購入は可能です。
松之本道標

壺坂酒造の玄関を過ぎたところの右側に立つ道標です。
右 たじま/たんご 道
奈連あい二十四里
と刻まれています。
「奈連あい」は成相寺です。
地図では次のT字路を右折ですが、この道標に従いここを右折しました。
三枝草板碑群

橋を渡って右折し、県道407号を北東に進みます。
再び川を渡る少し手前左側の広場の様な場所に、蓮華座の上に右手に錫杖、左手に宝珠を持ったこの地蔵菩薩立像を含めた4基の板碑があります。
道標

県道407号をさらに進み、養鶏場を過ぎて左に入る手前にあります。
ひたり なれあい
と刻まれているので、道の右側か分岐路の先から移設されたようです。
右の石も道標のようで「…みち」と読めます。
板坂峠(三枝草峠)

先の道標を左に入り、山を上ったところにある峠です。
この峠が姫路市神崎郡福崎町の境になっています。
この道も県道407号の様ですが、軽四駆でもなければ車は通れません。
道標

峠を下りて板坂の集落を抜けて県道407号を左折する場所に立つ道標です。
ひだり寿んれいミち
と刻まれています。
「寿んれいミち」は巡礼道のことです。
道路改修後に再設置されたようで向きが変です。
道標

県道406号を渡る場所に立つ道標です。
正面
右↑丹後 成相山
左↓前之庄 宍粟
右面
右↑七種山金剛城寺
左↓福崎驛
と刻まれています。
「前之庄」は夢前町前之庄、「宍粟」は夢前の更に西の宍粟郡のことで、「七種山金剛城寺」は700m程北にあるお寺です。1931年に建てられたため、播但線の福崎駅もあります。
道標

先の道標と道路を挟んで反対側に立つ道標です。
志ょしゃより四里
此方 志ゆんれいミち
なれあい 二十三里
と刻まれています。
百町峠

先の道標の左側を入り、道なりに東に進んだ峠にある十丁目・地蔵菩薩立像です。
この峠は福崎町と市川町の境になっています。
道標

県道407号を一度渡り、再び渡る直前に立つ道標です。
左 丹後なれやい
右 さかとみち
と刻まれています。
市川町坂戸は右ではないので、過去に移設されているようです。
蓮泉寺下道標

県道407号を渡って突き当りを右折したあと、左折するT字路にある道標です。
右 あまじ
左 なれあい
と刻まれています。
「あまじ」は旧甘地村或いは甘地地区のことです。
鶴居駅

道標に従い蓮泉寺横を通り、八幡神社参道下の十字路を案内に従い左折(地図では次の交差点を左折)し突き当りを右、次の十字路を左、突き当りを右と曲がって通りに出て北上します(地図の通りですが、通りを渡って突き当りを左折し振古川を渡る道が正しいようです)。
神崎西バス停先の十字路を右折して線路を渡り、県道404号を左折してさらに北上すると鶴居駅に到着します。
今回はここが終点、姫路まで乗車した車両は朝と全く同じ103系3500番代BH1編成のクモハ102-3501でした。
森の湯

車中泊となるので、姫路駅近くの銭湯で汗を流します。
山陽姫路駅

ホテルで荷物をピックアップし、神戸三宮駅に向かいます。
山陽電鉄は初めての利用です。乗車したのは大阪梅田行きの直通特急。車両は阪神電鉄8000系8225F編成8125です。
神戸市役所前

神戸三宮駅でスタンプを押印し、夕食を取ってバスに乗車します。
車両はAT LINER社運行の往路より新しい現行型の三菱ふそうエアロエース(2TG-MS06GP)です。
横浜駅東口スカイビル

梅田を経由してほぼ定刻に到着しました。

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